「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

うまくいかないところがスタート地点。見事な修正で鮮やかな逆転勝利/【レビュー】CWCグアダラハラ戦

 これまでの経験が生きた。前半早々に失点し、こちらはほとんどチャンスをつくれなかったが、思ったことは「勝てるだろ」ということだった。2年前の記憶はまだ鮮明に残っている。マメロディ・サンダウンズの方が速くて獰猛だったし、アトレチコ・ナシオナルの方が攻撃のクオリティは高く遙かに強かった。危険な選手は前線、サイド、中央に何人もいた。しかし、目の前にいるグアダラハラで怖いのは11番のイサーク・ビリスエラくらいに見えた。それなのに相手は前に出てきてくれている。しっかりブロックを築く相手を崩すのは難しいが、前に出てきてくれる相手なら対等に戦える。ボールの取りどころさえうまく改善できれば試合になる、という思いで前半45分を見ていた。

 

 

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