「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】鈴木優磨が3得点に絡む活躍を見せたが、他の若手はアピール不足に終わる/インターリーグカップ スパンブリーFC戦(2017.01.24)

 さすがにタイと言えども平日の夕方16時からの試合を見に来られる人は少ないだろう。メディアプロモーションに力を入れてはいたものの、スパンブリーFCのホームはバンコクからかなり遠い。スタンドがまばらにしか埋まらなかったのは、ある程度、予想されたことだった。

  対外試合では今季第1戦となるスパンブリーFCとの試合は、土居聖真ではなくレアンドロが右MFに入る布陣、つまり先日のユースとの練習試合のメンバーそのままだった。あのときは、後半にペドロとレオが入ったことで戦局がガラリと変わり逆転に成功している。

 そのときは鈴木優磨が「ブラジル人が2人入って変わってしまうのは、自分を含めて悔しい、もっと本気で取るんだという気持ちが大事だと思うし、同じポジション争いをする人は仲間ですけど、もっとライバル視する気持ちをもってやっていかないといけない」と、同世代の仲間に向けて苦言を呈していた。違う展開にできるかどうかが、若手には試されていた。

 

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