「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】伊東投入で戦況が一変。金崎の2得点で2-0の勝利を飾る/タイ・トレーニングキャンプ タイ・ホンダFC戦(2016.10.06)

 スタジアム正面にデカデカと“BEC TERO SASANA”の文字が飾られているのを見て、ようやく72nd Anniversary Stadiumが、岩政大樹がプレーしていたスタジアムであることに気がついた。

 メインスタンドとバックスタンドしかなくゴール裏にはスタンドがないちんまりとしたスタジアム。ここで岩政はプレーしていたのかと思うと、足を伸ばして見に来ればよかったと少し後悔の念が生じた。

 芝の状態は、下から見る分には予想の範囲内だった。東南アジアに来て綺麗に生えそろうピッチに期待するのは難しい。試合前、選手たちはほぼ全員がピッチ状態を確認していた。そのなかで、腰を落として踏み込む動作を何度も繰り返していたのは小笠原満男だった。

 

 

【前半 フォーメーション】

 

 互いに同じ[4-4-2]の形で始まった試合は、どちらもペースを掴めない一進一退の時間が長く長く続いた。

(残り 4211文字/全文: 4605文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ