「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「全体で連動して動くんだというところが象徴された」/天皇杯4回戦神戸戦(2016.11.12)

■石井正忠監督(鹿島)

今日は天皇杯だったので、負けてしまったら終わりという大会。それをまず、勝ち進めて、準々決勝に進めたことは非常によかったと思います。内容的には、前半から自分たちでボールを奪いに行く形がうまくいって得点も取れましたし、そこから同じような形で後半も追加点を取るということを続けたかったんですけど、後半は少し失点してから相手に押し込まれる状態になってしまって、そこからは前からプレスに行くというよりは自陣に引いてブロックをつくる形が多くなりましたけど、こういう戦い方でもしっかり勝ち切ることができた。次の準々決勝に進むことができて本当によかったと思います。今日も、アントラーズファンのサポーターの人たちも神戸にたくさん来ていたので、その人たちと一緒に勝利を喜べてよかったなと思います。

 

――4連敗中だったと思いますが、この試合に向けて修正した部分、良くなった点を教えてください。

リーグ戦4連敗して、最後の2戦などは非常に内容がよくても勝ち切れない試合だったので、そこをどうにか勝利に結びつけるためにもう1回自分たちの戦い方をやる、ということを意識して今日は戦ってもらいました。本当に攻守において全員が連動して、攻撃のところも守備のところもできたと思いますし、最後のああいう押し込まれる時間のなかでもああやって抑えることができたのは、全体で連動して動くんだというところが象徴されたんじゃないかと思います。

 

――今日はファブリシオ選手が2得点でした。評価をお願いします。

ファブリシオ選手は、途中からチームに合流したというとこでまずは戦術のところを理解してもらうということで、短い時間からどんどん出場時間が長くなって、チームの戦術を理解できたことで出場時間が長くなって来たんですけど、そこでやっぱり彼の特長であるボールをしっかり受けることとあとはシュート力があるので、そこが今日は非常によかったんじゃないかと思います。以前もプレーしているときに何回かチャンスがありながら、バーに当たったり、シュート力は非常にあったので、そこを今日は出してくれたんじゃないかと思いますし、味方をうまく使って自分の特長も生かすというところもやってくれたんじゃないかと思います。

 

 

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