「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】勝者のメンタリティ最後のワンピースを埋める大事な試合/明治安田生命J1リーグ2ndステージ第17節名古屋グランパス戦(2015.11.21)

 今季リーグ戦の最終節だ。広島との勝点差は3。そして得失点差は12もある。普通に考えれば逆転優勝は難しいだろう。変な欲を起こすとどうなるのかは、昨季の最終節で痛いほど思い知った。まずは、目の前の敵をしっかり仕留めることに集中すべきだろう。そのあと、どういう結果が待っているかはわからないが、まずは自分たちの試合でやるべきことをやりきることが先決だ。

 その意味では、選手たちは非常に落ち着いているように見えた。誰もが口を揃えて言うのは「やるべきことをやる」ということ。自分の持てる力の最大値を発揮することは、なにも優勝の可能性があるから実践することでもない。それを1年通してずっと続けることが鹿島アントラーズのやり方であり、選手たちがクラブから求められる姿勢だ。すべてのタイトルを目標に戦うということは、つまり、その時点でのベストを尽くすことを意味する。やるべきことは変わらないのだ。

 

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