「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】崩壊しかけたチームが踏み出す仕切り直しの第一歩/明治安田生命J1リーグ1stステージ第16節 横浜Fマリノス戦(2015.06.20)

 深い失意と悲しみに包まれた山形戦を払拭する機会がようやくめぐってきた。あの試合、散々の出来だった昌子源は、いつもならすぐに見返す試合の映像を見ることができなかったという。

 「鮮明に頭のなかで残っている場面が4つくらいある。練習試合くらいじゃ払拭されない」

 選手は公式戦で勝って初めてイメージを拭い去ることができるのだろう。思えば岩政大樹も、ひどい試合をしたあとは「すぐに試合が来て欲しい」と、顎をあげたまま腕組みをして、虚勢だとしても絶対に下を向かなかった。柴崎岳が「ミスのレベルが低い」と辛らつな言葉や、先週土曜の練習試合は最悪の雰囲気を乗り越えるためにも、この試合は、ただの1試合ではない。気持ちを新たに2ndステージへ向かうための戦いでもある。

 

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