「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】1位と2位の直接対決は2トップに注目!/明治安田生命J1リーグ第24節 セレッソ大阪戦(2017.08.25)

 セレッソ大阪のイメージが変わりつつある。

 以前は攻撃技術とセンスに優れた選手が多い反面、守備はもろく、献身性に欠ける場面も多く見られた。簡単に言えば守備の文化が根付いていないクラブという印象が強く、各クラブの力が拮抗しているJリーグにおいて、それでは安定した成績を残すことは難しい。どんなチームとの対戦でも必ず流れを相手に明け渡す時間帯があり、そのときにしっかり相手を受け止め、受け流せなければ、リーグの頂点までは至れない。

 ところが、尹晶煥が監督に就任したことで規律と献身性が植え付けられた。柿谷曜一朗がSHに収まり、その攻撃性を半減させているが、それもこれもチームのためにプレーしているからこそ。山村和也の覚醒や、杉本健勇の開眼など、うまく才能を生かせていなかった選手たちの活躍も象徴的だ。

 最近5試合を212敗と足踏みしているが、生まれ変わろうとしているタイミングであることは間違いない。後顧の憂いを断つためにもしっかり叩いて勝点差を7に広げなければいけない試合だ。

 

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