「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】小笠原復帰で増える攻撃バリエーションは、相手ディフェンスを切り崩せるか?/明治安田生命J1リーグ1stステージ第8節 ベガルタ仙台戦(2015.04.28)

  守りを固められたときにどう打開するのかは、サッカーの永遠のテーマのひとつである。欧州のサッカーシーンでもその論議は尽きることなく、先日はホームゲームでマンチェスター・ユナイテッドに70%のポゼッションを許しながら1-0で勝利したチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督がやり玉にあげられていた。周囲の批判を物ともせず「スタッツは気にならない。大事なのは勝点だ」と自信をもって断言したことは、モウリーニョの真骨頂と言えるだろう。ここまで勝つことにこだわることができれば逆にすがすがしささえ感じる。

  ただ、いまの鹿島としては、できうることならそうしたチームとは対戦したくないところだ。現在の状況は、どんな相手が来ても戦えるというよりは、オープンな展開も辞さずに攻撃してくれる相手の方がやりやすい。決して調子が良いとは言えない仙台が、守備に重心を移した戦いを選んでも何ら不思議はないだけに、苦戦を覚悟することも必要だろう。

(残り 628文字/全文: 1037文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ