【プレイヤーズファイル】DF3 昌子源/「ACLの結果次第で、自分の評価はすごく変わってくる」(2015.02.06)
福岡戦の終盤、左サイドでボールを奪った勢いそのままに、昌子源は前線に飛び出していった。キープする遠藤康に「出せ!」と声をかける。しかし、すぐさま出した要求に後悔する自分がいることに気が付いた。呼ばれた遠藤はおあつらえ向きのパスを前のスペースに出してくれたが、走るスピードはあがらず身体が思うように動かない。ゴールに向かうことを止め、キープしようと身体を入れたものの、ボールは運悪く足先に当たってサイドラインを割った。すぐさま自陣に戻らなければ。そう思って腕を振るが足が鉛のように重い。DFラインに戻るだけでもしんどかった。
「ほんまに疲れた。びっくりした。こんなに動けんもんとは思わなかった。案外コンディションはあがってなかった。でも、90分やりたかったので、とにかく90分出させてもらったのはすごいありがたかった。明日はたぶん動けんやろな。バッキバキやから。最後のあれをせんかったらよかった」
身体は重いが心は軽い。久しぶりに90分間ピッチに立ち続けた疲労感は心地よいものだった。
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