【プレイヤーズファイル】FW9 ジネイ/自ら怪我を申告した心優しきアタッカンチ(2015.01.25)
午後練習は、木崎浜海岸での負荷の高いトレーニングだった。柳沢敦コーチにランニングで率いられた選手たちの姿が豆粒のようになった海岸に、川窪匡哉通訳が一人ぽつねんと少し寂しげに佇んでいた。ダヴィはまだ来日しておらず、日本語の達者なカイオは日常生活に困るようなこともなく、世話を焼く必要もない。選手付きの通訳である川窪氏にとって、いつもとはペースが違う状態が続いており、ブラジル人のような陽気さもすっかり萎んでしまっていた。
「みんなそっとしておいてくれるんです」
テルマリオ・デ・アラウージョ・サクラメント。通称”ジネイ”と正式契約に至らなかったことが、ブラジル人選手の身の回りの世話をする川窪氏から仕事を奪ってしまっていた。
(残り 646文字/全文: 955文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ