「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレイヤーズファイル】「負けるつもりもないし、譲るつもりもない」/ DF23 植田直通(2014.6.23)

 武闘派と武闘家は似て非なるものだ。前者は激しいプレーを信条とするだけかもしれないが、後者は心を有している。格闘技を愛する植田直通は、敬愛する選手がプジョルであることからわかるとおり、闘争心を前面に出す選手を好むとしても、決して汚いプレーで相手を痛めつけることは是としない。

 「どういう気持ちでやったのか…」

 悪童という異名を持つポルトガルのぺぺの愚行を信じられない思いで見つめたそうだ。
 ぺぺは、大事なドイツとの初戦で先制点を許したことに苛立ちを押さえることができず、ボールとは関係ないプレーのなかで、ドイツのミュラーに頭突きして一発退場の処分。0-4の大敗の原因となっただけでなく、第2戦のアメリカ戦にも出場停止となってチームに迷惑をかけている。

 激しいプレーのなかでの退場であれば許せるが、感情にまかせた暴力行為を繰り返すぺぺについて、「好きじゃない」とハッキリ否定した。

(残り 386文字/全文: 770文字)

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