秋田サッカーレポート

【無料公開】【プリンスリーグ東北 第14節】ブラウブリッツ秋田U-18 vs 盛岡商業 49枚

 

プリンスリーグ東北2023第14節

ブラウブリッツ秋田U-18 1-0 盛岡商業

https://tohoku-fa.jp/score/2023/prince2023/

プリンスリーグ東北2023第14節。

6位のブラウブリッツ秋田U-18(秋田U-18)は9月9日、最下位の盛岡商業と秋田県立中央公園運動広場グラウンドで対戦。35分、右CKから奥山聡太が決めた先制点を守り切ってウノゼロで勝利した。「勝たなきゃいけないというところからの緊張感もあって、みんな最大パフォーマンスではなかった。でも自分たちのパフォーマンスが出なくても勝ち切る。それを体現できたのはよかった」と熊林親吾監督はチームを称えた。

この結果、リーグ戦4試合を残して秋田U-18は勝点を19に伸ばした。9位の東北学院が勝点7のため、2年連続の残留に一歩近づいた。

 

秋田U-18スタメン

 

ロングボールを前線に送って縦に速い攻撃を試みる秋田U-18に対し、盛岡商業はボールを動かしながら前進しようとする構図で試合が進む。盛岡商業がピッチ中央付近でボールをキープしようとすると、秋田U-18の選手たちはすかさず激しいプレッシャーを掛けてボールを奪おうとする。盛岡商業は何度かサイドチェンジに成功し、セットプレーでチャンスを作っていく。

秋田U-18は全員がしっかりと自陣に戻って守ると、前半は主に右サイドからチャンスを作る。ロングボールに八重樫悠太郎と加藤健太の2トップが食らいつき、右SHの(7)鎌田伊吹がドリブルで持ち込み、佐々木輝大と連係してクロスを供給する。徐々に秋田U-18が相手陣地で攻める時間帯となるなか、失点をしたくない盛岡商業も粘り強く体を寄せて相手を制限し、最後の砦のGKがセーブしてゴールを割らせない。

それでも相手陣地で攻撃回数を増やしていた秋田U-18が35分に先制する。右CKを獲得し、キッカーの(6)鎌田伊吹がボールをセット。「キックが自分の一番の武器」という鎌田のボールはニアで競り合う両チームの選手の頭上を超えてペナルティアークの方向へ。ここで待ち構えていた奥山がワンッタッチで鮮やかにゴールに蹴り込んだ。奥山が「ニアに人数を掛けて、マイナスのところで1人余る。余っていた自分がしっかり決めることができてよかった」と説明し、(6)鎌田が「準備していたセットプレーで決められた」と振り返ったように、狙いどおりの形で先手を取った秋田U-18は勢いを増す。

失点した盛岡商業はパワーが減退したかに見えたが追加点を与えず、最少失点でしのいで折り返した。

 

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