【無料記事】Jユースリーグ ブラウブリッツ秋田U-18 vs モンテディオ山形ユース レビュー 「特集・2023へ続く道」
秋田U-18はハーフタイムで井手に代えて西垣紅音を、山田に代えて野口快をピッチに送り込む。ただ後半の立ち上がりから山形ユースが押し込む展開。セカンドボールを拾って前線に向かおうとしても、相手DFに潰され自陣で過ごす時間が続く。ここでGKと最終ラインが中心となって耐えしのぎ、少しずつ押し返して59分に秋田U-18が3点目を決める。前掛かりになった山形ユースの裏を突いて右から加藤が抜け出してドリブルで持ち込む。GKとの1対1の場面で右足を振り抜きゴールに突き刺した。
決定的な3点目が決まっても、両チームは次の1点を目指して戦う姿勢を崩さなかった。秋田U-18はボールを奪って縦に速い攻撃を狙い、山形ユースはボールを左右に動かしながら前進した。秋田U-18は失点してもおかしくないシーンもあったが、山形ユースのシュートがことごとく枠を捉えず。
75分頃には山形ユースが高い位置でボールを奪いカウンターを発動。この相手の決定機を潰したのはゲームキャプテンの鎌田だった。「自分が守らなきゃいけない状況だった」と鎌田は鋭く体を寄せてシュートを枠内に打たせなかった。
そのままスコアは動かず試合終了。秋田U-18が今季最後のホーム戦を勝利で飾った。
- 後半開始。気温は9℃とのことだが、風が強く、体感温度はもう少し低く感じられた
- ハーフタイムで井手と交代した西垣
- 後半の立ち上がりは我慢の時間が続く
- 同じくハーフタイムで山田と交代した野口
- 59分。ショートパスの連係で右を突破した加藤が豪快なシュートを決めて突き放す
- 体を投げ出してシュートブロックする鎌田と奥山。3点差がついても失点を許さない気迫のプレー
- ゲームキャプテンの鎌田と同姓同名の鎌田伊吹。左サイドでボールを持ったときの楽しそうな表情が印象的だった
- 柔らかなボールタッチで前進する野口
- 早坂に代わった河村。左の守備の安定を図った
- ポジティブな声掛けチームを引っ張った鎌田。後半途中からボランチでプレーした
- 鎌田のカウンター潰し。このチームのスタイルを表したようなプレーだった
- この試合で指揮を執った佐藤コーチ
- 最終ラインに入って終盤の守備を締めた梶原
- 梶原と同じタイミングでピッチに入った巴。短い時間でも強気で敵陣に向かった
- 3−0で勝利。応援に駆けつけたサポーターと喜びを分かち合った