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【仙台vs山形】プレビュー:いよいよ決戦!東北を制覇せよ!

■第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝
12月5日(水)仙台vs山形(19:00KICK OFF/ユアスタ)
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かつて、山形と宮城は天皇杯本戦出場枠を争う間柄だった。

モンテディオ山形の前身、NEC山形は1990年から東北地域リーグ4連覇を果たし、全国地域リーグも勝ち上がって94年からJFLに参入したが、その頃の天皇杯本大会は狭き門だった。東北に与えられたひと枠をめぐり、92回大会(92年度)から95回大会までは、東北電力(ブランメル仙台)とNEC山形が交互に本戦に出場する時期が続いた。96回大会に出場枠を大幅に増やす改革が実施され、本戦出場枠を争う機会はなくなったが、本大会で対戦することは今回までなかった。

前回、モンテディオが決勝に進出したのは4年前。AFCアジアカップ開催により、元日決勝ではない大会だった。また、国立競技場が改修作業に入った直後ということもあり、会場も日産スタジアムに移されるという異例の大会だった。その後の3大会は決勝が元日に戻されたが、またも日程が前倒しされた今回、モンテディオがベスト4まで勝ち上がってきた。

前回、G大阪戦との決勝にたどり着くまでに対戦したJ1チームはラウンド16(4回戦)の鳥栖戦のみ。しかし今回は柏、東京FC、そしてリーグ連覇を果たすことになる川崎Fとすでに3チームを破っている。前回は組み合わせに恵まれた点は否めないが、今回は日程的なハンディキャップをはねのけながら、力強くコマを進めてきた。

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