混沌J2の今後を展望するLIVE(J論)【4/10(木)21時】

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【ランダムフォーカス】9月が勝負!~栗山直樹選手


熊本戦はブルーノ・ロペス選手の加入初ゴールで劇的勝利! 試合終了間際の目の覚めるようなキャノンシュートに、スタンドは少し異様と言ってもいいほどの雰囲気に包まれました。ゴールの瞬間の歓喜の声が収まった後もしばらく続いた興奮のざわめき。あんな空気を味わえるのも、スタジアム観戦の醍醐味ですね。

あのゴールを後ろから見ていて「鳥肌が立った」と言う栗山選手は、この試合が5試合ぶりの出場となりました。岡山戦で傷めたふくらはぎの回復に、思ったより時間がかかってしまったそうです。90分プレーしましたが、これからもっとコンディションを上げて、プレーの質を上げていきたいと話していました。

チームとしても「内容としては、特に後半全然ダメだった」と振り返った栗山選手ですが、それでもそういう試合で勝点3を得たことの意味の大きさを感じているようでした。念頭にあったのは昨年の9月の戦いです。昨年は9月最初の試合が岡山戦で、栗山選手は久しぶりに出場機会を得てゴールを決めています。ただ、結果は1−1のドロー。

「自分は点を取ったけど勝てなくて、そこから9月は1勝もできないで終わってしまった(4分1敗)。その反省を踏まえて、この9月が勝負だと思っていたので、まず1試合目に勝てたのは去年よりもチームがいい状態にある証拠なのかなと思います」

今季、9月は6試合。それが終わるとシーズンは残り7試合になります。その時点でしっかり昇格を見据えられる位置にいるためには、本当に9月の戦いが分岐点になるでしょう。「9月の6試合で15ポイントがチームの目標」と阪野選手も言っていました。アウェイ連戦もあり厳しい戦いになりますが、その意味でも、守備の要の復帰は心強い限り。栗山選手が戻ったモンテの9月攻勢に期待しましょう。

文・写真:頼野亜唯子

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