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【ランダムフォーカス(落穂拾い編)】2019年4月17日〜中村駿選手

午後の全体練習後、ローパワーランニング中の中村選手と小坂雄樹コーチ(今季からベガルタ仙台)のツーショット。何がそんなに楽しいのですかっ!?と、とても気になる絵なのですが、実は撮影中はこんな表情が撮れているとは気づかず、このあと中村選手の囲み取材をしたにも関わらず、どんな会話をしていたのか聞きそびれてしまいました。

昨年の4/17というと、第9節アウェイ新潟戦を終えた後でした。今年は味方になった渡邊凌磨選手に92分の同点弾を決められ、後味の良くないドローゲームでしたが、8試合負けなしを継続。チームの雰囲気が良かったことも、二人の屈託のない笑顔につながっていたのかもしれません。

この時期は、例年にないスタートダッシュの大きな要因の一つに、エルシオフィジカルコーチの鬼トレーニングがあるらしいと、話題になり始めていた頃でもありました。体脂肪率の管理も厳しく、各々の数値によって走る時間が延びるローパワーですが、中村駿選手はずっと優等生。この日の取材メモをめくると、「キャンプ当初は少し高かったですが、走るのが嫌だったので減らしました」という中村選手の言葉があります。エルシオコーチ推奨の12%を切り、「10%台か11%台前半」で安定。体重もキャンプから5kg絞り「夏がどうなるか未知数ですけど、今はこれが合っているかなと思う」と話していましたが、昨年は7月末から9月初めにかけての7試合で3ゴールを挙げているわけですから、夏も快調。やはり昨季を通じての活躍の影にエルシオトレーニングあり、なのでしょう。

この中断期間中、エルシオコーチから選手たちにどんなメニューが渡されているのでしょうか。体脂肪率が跳ね上がっていたりしたら、きっついリカバートレーニングが待っているのでしょうね、きっと。

文・写真:頼野亜唯子

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