浦レポ by 浦和フットボール通信

3度目のアジア王者 激闘を勝ち切り選手たちは安堵した様子【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】

試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)

ACL優勝ムード一色の熱い夜に

浦和からアジア、そして世界へと浦和を愛する人々の思いが1つになって、力強く浦和の選手たちの背中を押していた。どんなにアル・ヒラルにボールを保持されても、浦和は西川周作選手を中心にDF陣が集中を切らさずに身体をはって、したたかにゴールを狙いゲームをコントロールし闘い続けた。

ゲームが動いたのは、48分。小泉佳穂選手の華麗な切り返しから獲得したFKを、岩尾憲選手が相手陣内のセンターサークル付近からゴール左にポジションを取っていたマリウス・ホイブラーテン選手へとピンポイントで合わせて、ホイブラーテン選手のヘッドの折り返しに興梠慎三選手が飛び込んだ。興梠選手は、ほんの少しタイミングがズレてしまいシュートを撃つことが出来なかったが、アンドレ・カリージョ選手のオウンゴールを誘い浦和が先制。猛攻を仕掛けてくるアル・ヒラルであったが、浦和の牙城は崩れない。浦和はしっかりと堪え忍んだ。

そして、ついに浦和のアジアチャンピオンを告げる笛が高らかに埼玉スタジアムの夜空に鳴り響いた。本当に至福の時であった。選手たちと共に闘った浦和を愛する人々はもちろん、スコルジャ監督をはじめコーチ陣、スタッフ、クラブ関係者、浦和の選手たち、影で浦和を支えて下さったパートナー企業、警備の方々、芝生を管理する方々、選手のユニフォームなどを扱うクリーニング屋さん、浦和に関わる全ての方々への感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。

記者室に荷物を置き、記者会見場に足を運ぶと座る席がないほどで、壁側の椅子に腰掛けICレコーダーは前席の仲間の記者に託した。険しい表情したディアス監督の記者会見が先に行われた。浦和側は、スコルジャ監督とACL大会MVPを受賞した酒井宏樹選手だ。

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