浦レポ by 浦和フットボール通信

西川、彩艶、牲川、吉田の現在地は?沖永雄一郎氏による沖縄キャンプ各GK総評

沖縄キャンプでも現地取材をして、ひたすらGK練習を注視。自ら”GK練習見るおじさん”と称する、沖永雄一郎さん その沖永さんに沖縄キャンプを見ての西川周作、鈴木彩艶、牲川歩見、吉田舜の各GKの総評をお願いした。各GKの現在地が分かるコラムとなっています。

(Report by 沖永雄一郎)

みなさんこんばんは。浦レポさんではお初にお目にかかります。

沖縄キャンプにて、昨年に続いてフィールドプレーヤーをそっちのけでGK練習を眺めていたら、こちらでGK関連の記事を執筆させていただく運びとなりました。キャンプ中のトレーニングの様子については、すでに別媒体(レッズプレスさん)にてレポートしていますので、今回は4人のGKそれぞれの総評みたいな内容になりました。それでは、どぞ。

No.1 西川周作

モデルチェンジと言ってもいい昨季の成長ぶりは、もはや説明不要だろう。自身をまっさらにして、『ゴールは存在しないもの』という考え方をはじめとする、ジョアン・ミレッGKコーチのメソッドをどん欲に吸収した。特にクロス対応など、空中戦の守備範囲が劇的に広がったのは誰の目にも明らかだったのではないか。

ボールが最高到達点に達したところから動き始めるのがハイボール対応のツボになるのだが、早く動き出しすぎない、そして軌道を見極めてからの速さという2点において、ほかのGKよりも格段に安定していた。ACL準決勝・全北戦の7分10秒当たりなどは、それが顕著に出たプレーだ。

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