浦レポ by 浦和フットボール通信

昨季の浦和を研究した部分も垣間見える指揮官 トライ&エラーの積み重ねを【轡田哲朗沖縄キャンプレポ4日目】

(Report by 轡田哲朗)

断片的なものだけを見ている段階で、明日は対外試合

浦和レッズは沖縄県でトレーニングキャンプを実施中で、初の対外試合を行う前日になった14日は午前のみのトレーニングになった。戦術的な要素も取り入れられたが、前日までと同様に断片的なものを組み合わせなければ全体像が想像できない段階なので、まだその紹介くらいしか難しいかなと思っている。組み合わせてみてどうなるかは、明日の沖縄SV戦で少し想像ができるようになるかもしれない。平野佑一も「全然まだ11対11の試合という感じではやっていないので、楽しみ」と話していたが、やる側も探り探りのところがありながら進んできた感もある。

全体的に見て、守り方のところは割と具体的なことに踏み込み始めているが、攻撃のところだと、基本的なアイディアは渡してあるものの具体化までは進行していないように見える。一方で、マチェイ・スコルジャ監督は「keep the ball!」という声をかなりかけるし、そんなに相手ボールの時間を多くしたい空気は感じない。後ほど馬渡和彰の話でも少し紹介したいけれども、サイドバックに与える役割なんかを見ても立ち位置の取り方の要素は少なからず持っていそうだ。そこから、どれくらい選手にフリーハンドを渡すかというとこは違ってきそうだけれども。

マチェイさんは結構な頻度で「ボールをキープしろ」と言っている

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