浦レポ by 浦和フットボール通信

福岡戦もスコアレスドローに終わり、9戦未勝利 選手が感じているゴールが遠い要因とは【河合貴子 試合のポイント/J16節福岡戦】

(Report by 河合貴子)

スコアレスドローに終わり、9戦勝利なし

ACLタイ遠征から帰国して5月8日開催された柏戦を皮切りに過酷な6連戦目で、しかも中2日とコンディション的には本当に厳しい状況で迎えたアウェイアビスパ福岡戦。ピッチに立った以上は、誰だって勝ちたい。ただ、勝つためにチームを指揮する両チームの監督の方法論は違っていた。

ボールをポゼッションしながら決定機を作り出したい浦和に対して、福岡は相手にボールを持たれることを意識してゴール前を固めてワンチャンスを狙ってきた。

長谷部監督は「相手の良いところを消すのに精一杯だった」と悔しがりながらも、浦和の波状攻撃をしっかりと抑えたことに手応えを感じているほど、福岡の守備は集中を切らさずにチーム一丸となって浦和の前に立ち塞がった。まるで大きな頑丈な盾だ。浦和は福岡の4倍にもなる12本のシュートを放ったが、ゴールネットを揺らすことが出来ずにスコアレスドローとなり、9試合連続未勝利となってしまった。

90分を通してボールの支配率は、浦和の68%であった。セカンドボールもしっかりと拾い、後方から攻撃を組み立て、攻撃のスイッチを入れていく。しかし、主導権を握り12本ものシュートを放ったが、そのうち決定機といえるものが何本あっただろうか・・・。枠内シュートは、わずかに4本だ。

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