浦レポ by 浦和フットボール通信

違う哲学を持つ指揮官の激突 準備期間がどう表現されるか【轡田哲朗レッズプレビュー/札幌戦】

(Report by 轡田哲朗)

公開トレーニングで伊藤、平野、酒井は別メニュー

浦和レッズは2日にリーグ戦の8試合目、北海道コンサドーレ札幌とのアウェーゲームを戦う。札幌を指揮するのはミハイロ・ペトロヴィッチ監督で、彼が浦和を去ったのは2017年の夏だったので、もう5年近くが経つのかという思いもあるが、札幌で作り上げられているチームは今の浦和にとってJ1の17チームの中で屈指の戦いづらい相手と言える。

その理由はサガン鳥栖戦のレビューでも記したように、マンツーマン気味の守備戦術を取ることで、リカルド・ロドリゲス監督が就任にしてからのチームが得意とするゾーンの隙間を取りながら前進して相手を動かしてしまう要素が出しづらいこと。昨季もリカさんは札幌戦で2試合とも普段とは違う守備戦術を採用したくらいなので、少し特別なことが必要になる対戦相手というイメージはあるようだ。

メディア公開された3月29日のトレーニングでは、平野佑一と伊藤敦樹が別メニュー調整で、酒井宏樹はゲーム形式に入る前に外れた。伊藤の状態は分からないが、平野と酒井は負傷のタイミングが明確なので起用されることは考えづらい。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイ遠征に間に合ってくれればというところだろうか。

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