浦レポ by 浦和フットボール通信

槙野智章「残り10分槙野劇場にしようと考えていた レッズの5番槙野を忘れて欲しくなかったという一心で、ゴール裏に走った」【天皇杯決勝大分戦後、選手コメント】

槙野智章選手

―みんなが持っているなという話になるんだと思いますが、日々徳を積んでるんだろうなと思ったのですが、プロとして大事にしていきたいことはどのように考えているか

僕の携帯も今鳴りやまないですし、全員がやっぱり持ってるなという話はするのですが、確かに運だったり、そういうものを引き寄せる力は、人よりはあるのかなと思いますが、日頃から特に今シーズン含めて、契約満了って言われた時から自分がこのチームに最後やらなきゃいけないことっていうのをしっかりと整理して、日々のトレーニングを行ってきました。チームの雰囲気を作ったりだとか、終盤に、守備固めで投入されることも数多くありましたし、中には点を取りに行くために前線にポジションを変えて点を取りに行くようなスタイルっていうのも今シーズンやってきました。僕の中で何をやっていたかっていうと毎日の練習で、とにかく100%やること。チームの雰囲気をしっかりと自分が作り出すこと。練習が終わった後に、誰よりもシュート練習をして、子供の頃からずっと思い続けたゴールを取りたいという想いを、この年になっても思い続けることを、ひたすらやってきた成果かと思っています。来年35になりますが、来シーズン違うチームには行きますが、最後の最後まで泥臭く、どのチームに行っても、どのカテゴリーいってもやるべきことっていうのはピッチで輝く姿、泥臭い姿っていうのをファン。サポーターの皆さんに見せることが僕の使命だと思ってます。そのゴールが日本サッカーを盛り上げる所には繋がると思いますけども、ピッチで走り回る姿っていうのを見せればいいかなと思っています。

―初年度は名古屋戦のフリーキックでACLの切符をチームにもたらして、今日もACLの切符をもたらしてくれましたが、この10年の締めくくりという所で、みんなで走り回ってゴール裏に行った瞬間のことを教えてください。

時間が限られていましたし、自分がこのチームに残さなければいけないものという最後の宿題を達成できたかなと思ってます。浦和レッズにやってきた初年度、最終節に自分のゴールでACLを獲得した。そして退団する最後の大会の決勝で、自分のゴールで置き土産として、ゴール、勝利をお土産できたのはいいストーリーができたかなと思います。

(残り 2168文字/全文: 3116文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ