トーマス・デンが東京五輪メンバー入りで意気込みを語る「ものすごく興奮した」
(Report by 河合貴子)
U-24オーストラリア代表として東京五輪に挑む
「オーストラリアという国を代表して、誇りを持って日本で闘いたい」とU-24オーストラリア代表に選出され東京オリンピック出場の切符を手にしたトーマス・デン選手。昨シーズンの終盤からグロインペイン症候群に悩まされ、長いリハビリ期間を経てようやく試合のベンチ入りを果たしたのは、東京オリンピック開催まで約2ヶ月半と迫るYBCルヴァンカップ・アウェイ柏戦の5月5日のことであった。「自分にとっては、特別な大きなイベントになる」と気合いを入れて、東京オリンピック出場を目指していた。
コロナ禍の影響も考慮してだと思うが、事前合宿などにも招集されず戦線離脱が長かったためにU-24オーストラリア代表に選出されないのではないかと心配されていただけに、トーマス選手の代表入りは本当に嬉しい。
コーチから電話で代表入りの連絡を受けたときは、ものすごく興奮をしたそうだ。すぐに家族にも連絡を入れた。もちろん浦和の仲間たちもこの吉報を手放しに喜び、トーマス選手を祝福した。
「前回のスペイン遠征に関しては、参加できない選手が多々いたので懸念点があったとは思わない。今、自分が集中しているのは、準備のところだ。7月22日までには親善試合が2試合あるので、そこに集中したい。身体のコンディションは非常に準備ができている状態だ。浦和で構築できたものだ。向こうに(U-24オーストラリア代表)参加したときに、コーチがプレーを見て納得してもらえたり、良い方向に物事が進んでいけばと思う」と目を輝かせた。
U-24オーストラリア代表は、7月22日にU-24アルゼンチン、25日にU-24スペイン、28日にU-24エジプトとグループリーグ突破を目指して闘う。
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