2021.06.04

「佳穂！外すの３回目！」と伊藤涼太郎選手がゲキを飛ばすシーンも【練習レポ】

2021年06月04日 19時55分　
カテゴリ：大原練習レポート

（Report by 河合貴子）

ルヴァンカップ、天皇杯と続く連戦に向けて

リーグ戦のガンバ大阪戦から始まった公式戦５連戦を３勝２分けと好調を維持し、インターナショナルマッチウィークを迎えた中、浦和はリーグ戦中断期間に開催されるYBCルヴァンカップ・プレーオフステージ神戸戦と天皇杯２回戦・カターレ富山戦に向け準備に余念がないようだ。

梅雨前線の影響により悪天候が予想されていたが、大きな影響を受けることなく練習が行われた。リカルド・ロドリゲス監督は「リーグが一旦中断してカップ戦が入ってくる。良いタイミングで試合が迎えられる。リーグと（カップ戦を）交合に闘う場合は、より難しくなる。

２つのカップ戦があるが、それに向けて２日間強度の高いトレーニングが今週はできている。試合出場時間が異なる選手たちがいるが、彼らのフィジカル的な部分を上げるための要素が入ったトレーニングを（オフ明けの）初日に行った。もちろん須走だけでなく、ボールを使ってプレスを掛けて前から守備するような練習をしながら刺激した。また、選手たちのそれぞれの負荷をコントロールしながら行った。昨日の練習は攻撃面を中心に行った。名古屋戦で課題であった相手背後への飛び出しなど、ラストサードに入ってからのところを練習した」と話した。

選手たちは、名古屋戦後に本当に久しぶりの２連休となり心身共にリフレッシュしてYBCルヴァンカップと天皇杯の準備に入ったのだ。オフ明けとなった水曜日の練習と木曜日の練習はかなりハードに行われたようだ。木曜日の練習では、天皇杯・カターレ富山戦とYBCルヴァンカップ・プレーオフステージ第２戦となる神戸戦を考慮して試合会場となる浦和駒場スタジアムで練習が行われていた。

「良かったですね」と嬉しそうに笑顔を浮かべるリカルド監督は「ピッチのコンディションも良かった。自分たちがそこでトレーニングをして、芝などフィーリングを得ることによって少しでも優位な状況を作りたいと思った。練習も良かったですし、ピッチも施設も良くポジティブなことが多かった」と満足していた。

オフ明けの２日間でかなり負荷を掛けて追い込んでいたため、今日の練習は本当に軽めの練習内容であった。シトシト小雨が降り仕切り、風が時折激しく吹いていたが、ピッチの中の選手たちの表情は明るくはつらつとしていた。

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