浦レポ by 浦和フットボール通信

「メンバー選考をした紅白戦」で水谷を右サイドバック起用した狙いは?【レディース練習レポ】

(Report by 河合貴子)

WEリーグ開幕まで様々なことをチャレンジ中

WEリーグ9月開幕に向けて、貴重な準備期間の中で行われるプレシーズンマッチ。準備期間だけに、試合の日程が変則的となりかなり調整が難しい部分があるが、先週のINAC神戸戦から1週間で広島戦を迎えられるのはルーティン的に好材料である。

楠瀬監督は「今までなかった長い試合のない期間なので、特に今週は先週に試合を遣ってというペースなので、充実している感じだ。今まで公式戦がない。練習試合を入れても良いリズムが作れない。久しぶりに2週連続で試合がある。選手のモチベーションを感じる」と声を弾ませた。

時折、雨脚が激しくなる中で三菱重工・浦和レッズレディースの選手たちは、必死にボールに食らいついていた。残念ながら文道美音選手、長島玲奈選手、清家貴子選手は別メニューであった。昨シーズン・皇后杯決勝・日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦で左膝前十字靱帯損傷し手術を余儀なくされた清家選手。全治まで約8ヶ月と診断されているが、リハビリは順調のようだ。

「本人も順調と言ってますし、もう3回目かな・・・。「もう私、ベテランですので」と言っている。直線の走りもしているし、無理しないようにと思っているが、9月には間に合うんじゃないかなと期待している」と楠瀬監督は笑顔をみせた。

練習にはユースから練習生が1名参加して行われていた。アップのパス&コントロールでは、基本に忠実に行う姿勢が見られ、さらに実戦を意識したコンビネーションのパターンも含まれていた。

「目線を遠くに、その中から近くを取れるように!」と視野の確保の意識付けもされていた。「技術のトレーニングは、やればやるほど身に付くので、今はしっかり止める・蹴るをしつこいぐらい遣っている。選手もこの前の試合(INAC神戸戦)で通用しなかったり、ミスが出たところを痛感している」と基礎技術の向上を図っていた。

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