浦レポ by 浦和フットボール通信

読めないメンバーを楽しみたい試合 組み合わせは広がるか【轡田哲朗レッズプレビュー/仙台戦】

(Report by 轡田哲朗)

試合数に対して1.5倍の勝ち点を持っていれば、残留争いはしない

浦和レッズは9日にベガルタ仙台とリーグ第13節のホームゲームを戦う。今季は新型コロナウイルスの影響と、それに伴うAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の日程もあり、各チームの消化試合数にかなりバラつきがある。その状況で見た目の順位表を気にしてもあまり意味はないけれども、残り10試合くらいになった時に残留争いを気にしなければいけなくなるのは歓迎したくない。

それで言うと、1試合あたりの平均勝ち点を気にするのが良くて、試合数の2倍を取ると優勝争いに近い位置で戦え、試合数と同じだと残留争いをする。だから、試合数の1.5倍を取っていると、あまり下を見ないでいることができる。現在の浦和は12試合で勝ち点17だから、その1.5倍で算出される勝ち点18には少し足りないけれども、そのペースは悪くない。だから、目の前の試合を「点」で捉えた時にはどんな試合でも勝利できた方が良いのだけど、5試合の単位なら勝ち点7か勝ち点8、10試合の単位なら勝ち点15を1つの目安としてチームを見ていると、少し落ち着いた見方もできるのではないかと思っている。

この仙台戦に関して言うと、木曜日の時点で武田英寿が全体練習に復帰しているのは朗報だし、柴戸海が別メニュー調整なのは不安要素。それに加え、水曜日のルヴァン杯でキャスパー・ユンカーが約60分間プレーして、トーマス・デンは他にセンターバックを入れない状態でベンチに入った。これは、ある程度の長時間はプレーできるめどが立っていることを意味するので、これらもまた朗報だと言える。一方で、それは再びスタメン予想の難しい時期が来たとも言えるだろう。

(残り 1486文字/全文: 2212文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ