浦レポ by 浦和フットボール通信

コンプラ問題事案が続くJリーグ 村井チェアマン「Jリーグの理念を忘れては存続意義が問われる」

実行委員会の後に、メディアブリーフィングが行われた。

コンプライアンス案件に関わる事案が起きていることについて、村井チェアマンは「全クラブの実行委員に対して注意徹底を呼びかけました。直近で言えば、ガンバ大阪の選手が酒気帯び運転を行ったと、詳細は確認作業を行っている所ですが、実際に酒気帯びの状態で事故を起こして練習に参加しているという到底考えられないような内容が、事実として突きつけられている状況です。

一人の選手、一つのクラブが、リーグ全体、すべてのクラブの努力を水泡に帰してしまうぐらい、社会的には背任する行為だったと考えています。

このようなことが続けば、Jリーグそのものが存在する意味がないということも含めて、再度、意識合わせをしたつもりです。我々はサッカーをやることが目的ではなくて、サッカーは手段であって、サッカーを通じて様々なスポーツを楽しめる環境を作るということでありましたし、地域密着、100年構想は、スポーツを通じて幸せの国へということで、その理念そのものの存続を危ぶまれている。理念を忘れた競技団体であれば、Jリーグが掲げるビジョンとは全く相反するということです。Jリーグが存続するということはJリーグの理念が存続することだと考えています。

一つ一つの事象がどういう社会法令違反をしたのか、何が問題だったのか一つ一つ事実確認をしている所ではありますが、前提として我々が子供たちの見本になれるか、スポーツを通じてよりよい社会を作れるかどうかとか、本質に立ち返った時に、このことが許されるか許されないかは、細かな事実の積み上げを待たずとも明らかなものは許されないものは許されない、NOなものはNOだということをこの判断をクラブの責任者が持とうということをお伝えをさせて頂きました」と説明した。

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