安定のために必要な攻勢防御 マイボールはゴールに向かうだけではなく【轡田哲朗レッズレビュー/J16節札幌戦】
(Report by 轡田哲朗)
試合を見直しても、勝ち試合の感覚は薄かった
浦和レッズは13日の北海道コンサドーレ札幌戦に4-3で勝利した。それは4回ゴールを奪って3回ゴールを奪われたというそのままの意味なんだけれども、柴戸海が決勝ゴールになる1点を後半アディショナルタイムに奪った瞬間、喜びや安堵よりも、なんだか何かに騙されているような感覚を味わった。正直、結果を知った上で試合をもう一度見直してみたけれども、勝ちゲームに見えたかと聞かれると眉間にしわが寄る。
それでも勝ち点というのはチームにとって大切なもので、折り返し地点を前に8勝目を挙げて、おおむね2試合に1勝のペースは維持できている。以前にも記したことがあると思うけれども、その勝ち点で優勝できるかは別として優勝争いをしたければ試合数の2倍が必要で、それで落ちるかは別に試合数と同じ勝ち点だと残留争いをするというのが一つの目安になる。現状は、その中間地点にいる感じなので、ここからどっちにも転びえるところをずっと維持している感じだ。
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