浦レポ by 浦和フットボール通信

浦和なでしこ七変化で勝利を呼び込む力 勝利に執念を燃やす森監督の采配が的中【河合貴子 試合のポイント/なでしこ10節伊賀戦】

(Report by 河合貴子)

伊賀に競り勝ち、首位キープ

シトシトと霧雨が静かにピッチを濡らしていた。少し肌寒さを感じるほどであったが、勝利を目指して闘う浦女の心は熱く燃えていた。引き分けない力強さを示して、伊賀FCくノ一三重を2-1で下し、浦和レッズレディースを追う2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザとの勝ち点を5差へと広げた。

ホーム浦和駒場スタジアムに伊賀FCを迎えた1戦は、決して楽な試合展開ではなかった。

浦和は、通常の4-2-3-1のシステムから4-4-2システムに変え、清家貴子選手と菅澤優衣香選手の2トップにし、右サイドバックに栗島朱里選手、ボランチの一角に水谷有希選手を起用して挑んだ。

水谷選手は「スタートのポジションのところから、清家を前にもっていって普段であれば流れが悪い時にやるスタイルを最初からやるという、チームの新たなチャレンジだった」と意識して試合に臨んでいた。だが、試合開始から伊賀の非常にコンパクトでアグレッシブな4-1-4-1に苦しめられることになってしまった。

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