菅澤優衣香が2ゴールでリーグ通算100ゴール達成 柔軟なシステム変更に強さをみせる【河合貴子 試合のポイント/なでしこ7節新潟戦】
(Report by 河合貴子)
ポジション変更でチームを活性化
愛媛と神戸のアウェイ2連戦をしっかりと勝利して単独首位に立った浦和は、ホーム浦和駒場スタジアムに新潟レディース戦に挑んだ。アウェイの新潟では、前半でいきなり2失点したが底力をみせて3-2と逆転勝利を収めることができたが、リベンジを誓って乗り込んできた新潟は浦和を苦しめた。西日が差し込み照明塔の影がピッチに長く映え、夕方17時とはいえまだ日中の暑さが残る中で行われた。
森監督は「今日は暑いので、全体的にそれなりのサッカーをやっていかなければいけないと思い、ボールを大事にすることをテーマにしてゲームに入りました」と話すほど気温が32℃と過酷な状態であった。
最初に決定機を迎えたのは、浦和であった。3分、清家貴子選手からのロングフィードをDFと競りながら胸トラップしターンした菅澤優衣香選手が、いきなり強烈なミドルシュートを放ったのだ。元浦和のGK平尾選手のファインセーブが光り、先制することはできなかったが、まずまずの試合の入りであった。
しかし、ここからはDFラインを押し上げて距離感の良いアグレッシブな新潟の守備に翻弄されることになってしまった。ボールを保持して繋いでもバイタルエリア持っていくことができず、浦和らしい攻撃のリズムが生まれずシュートを撃てない展開になってしまった。
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