浦レポ by 浦和フットボール通信

多分、大槻監督にとっては大きな成功体験 カンナバーロの狙いを推測するなら【轡田哲朗レッズレビュー/ACL準決勝 広州戦】


(Rerport by 轡田哲朗)

初戦としては最高と言える結果

浦和レッズは2日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦、広州恒大(中国)とのホームゲームに2-0で勝利した。プレビューの時点で「第1戦は突破条件を作るもの」と表現したが、アウェーゴールを与えなかったことで、浦和は第2戦の突破条件を1点差での敗戦以上の成績という好条件を作り上げた。仮に0-2で敗れても延長戦にもつれ込むものであり、もし敵地で1得点に成功したなら4得点が必要な条件を突きつけることができる。これ以上の結果を望むのは難しいとさえ言えるのではないだろうか。

浦和はこのゲームにいつも通りの3バックで臨んだ。その中では鈴木大輔とファブリシオのスタメンが多少のトピックであるものの、サプライズな起用はない。一方の広州は、マッチアップをさせる3バックで臨んできた。広州のイタリア人指揮官ファビオ・カンナバーロ監督がどのような考えでこうしたのかという考察は、このレビュー後半部分のテーマにしたいと思う。

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