浦和レッズ、堀之内聖スポーツダイレクター就任囲み会見全文

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浦和レッズ広報部(以下、広報部):リリースさせていただきました通り、フットボール本部の体制変更を行うこととなりました。具体的に申し上げますと、昨日付で西野努テクニカルダイレクターが退任しまして、本日付で堀之内聖がスポーツダイレクターに就任します。まず、今回の経緯等ですね、昨日リリースさせていただいた内容と一部重複するかと思いますけれども、まずそこで本部の戸苅よりご説明させていただきます。。

戸苅淳フットボール本部長(以下、戸苅本部長):はい。皆さんこんにちは。本日はお忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。星野くん(広報部)からお話がありました通り、スポーツダイレクターとして堀之内聖くんが就任するということと、西野さんはテクニカルディレクターの職を退任すると、このことにつきましての経緯とクラブの考え方を少しお話させていただければと思っています。まず、昨年来、西野さんからはキャリアプランに関する相談を受けていました。今現在、他のクラブに行くということが決まったという話はクラブとしては、報告を受けておりません。一方で、いつかクラブを離れるということは想定せざるを得ないというふうに思っていました。

後任については、堀之内さんが適任者であるとすぐに考えていました。堀之内さんは浦和で生まれ、浦和で育ち、浦和レッズで10年間プレーし、その後社員としても多方面で活躍していただきました。フットボール本部体制となっても、土田さん、西野さんともずっと一緒に仕事をしていただいてます。

強化の仕事も7年目であり、その素養が十分にあるということで、クラブとしてもそういった人材を育て準備をしてきました。そして何より、堀之内さんには浦和レッズを強くしたいという野心を持っています。今回堀之内さんは、社員からプロ契約スタッフに移行したいという申し出がありました。そういったことも情熱と覚悟を持って浦和レッズのために仕事をしてくれる人だというふうに思っています。また、フットボール本部の組織自体も、コンセプトの言語化や数値化、主観や客観化による分析の併用など、組織としての成長もできているというふうに思ってます。まだまだ課題ももちろん十分あります。大事なことは、人が変わっても方針が変わるのではなくクラブ主導でコンセプトを継続し、積み上げていくことが大事だというふうに考えています。

このたび西野さんから退任の意向を受けました。これまで浦和レッズのために100%の力を注いできてくれたことに対する経緯を称するとともに、クラブとしても十分準備ができているというふうに考え、この組織変更に至りました。

このタイミングについては、いろいろなご意見があることも十分承知しております。一方でシーズン終盤、シーズン初め、シーズン中、どこをとってもベストなタイミングというのはなかなかないことではないかというふうにも思っております。西野さん、堀之内さん両名とも話し合いを重ねて、メリット、デメリットも考えた上に、このタイミングでの組織変更となりました。経緯、考え方については、以上であります。

広報部:ありがとうございます。それでは引き続きまして、現役時代からお世話になっている皆さんも多くいらっしゃいますけども、改めて、堀之内からご挨拶させていただきます。

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