『熱のこもったミニゲーム』2018浦和レッズ・沖縄キャンプレポート−金武町・一次キャンプ12日目

午前はフィジカル強化メニュー

 浦和レッズの沖縄県金武町での一次キャンプ。11日目の昨日は1月23日の沖縄SVとのトレーニングマッチが実施されたことからダウントレーニングのみに留めて午後練習を取り止め、一時の休息を過ごした。そして25日のキャンプ12日目からは再び午前午後の2部練習を敢行。午前は、これまで通りに野崎信行アスレティックトレーナーの主導でストレッチ、筋力トレーニング、ステップワーク、鳥かご、そして最後はシャトルランで締めた。全体練習への参加メンバーは以下の通りだ。

GK西川周作、福島春樹、DFマウリシオ、宇賀神友弥、槙野智章、菊池大介、平川忠亮、岩波拓也、遠藤航、阿部勇樹、橋岡大樹、MF柏木陽介、山田直輝、マルティノス、長澤和輝、柴戸海、荻原拓也、武藤雄樹、青木拓矢、武富孝介、FW李忠成、ズラタン、興梠慎三。

 GK岩舘直は腰痛のため室内練習、身体の張りがあるGK榎本哲也、右ハムストリング肉離れの森脇良太はジョギングのみ参加して、その後は別メニュー調整。またマルティノスと山田直輝が鳥かご以降のメニューを回避して別メニューへ回った。

 キャンプも12日目ともなると、選手たちのフィジカルコンディションはかなり高まっている。野崎トレーナーによると、「すでに、ほぼ僕の仕事は終わりました(笑)。全メニューに参加している選手たちの身体は、約80パーセントほどは仕上がっているのではないですかね。あとは堀監督を主導に、ゲーム形式の練習でサッカーに必要な体力を強化するメニューが中心になっていくと思います」とのこと。ただしケガを抱えている選手、またマルティノスのようにオフ期間を過ごして途中合流した選手などは異なるアプローチでの体力強化が必要になるだろう。

 また、これまで別メニュー調整が多かったMF柏木陽介、FW興梠慎三というふたりの主力のコンディション具合も気になるところだ。朗報は今日の午後に柏木がキャンプ4日目以来8日ぶり、興梠が3日目以来9日ぶりに実戦形式のミニゲームでプレーしたこと。独自調整を重ねてきたふたりだが、一次キャンプの終盤に来てようやく連戦態勢を整えられたようだ。

 今日の沖縄県金武町の天候は、午前中は晴れ時々曇り、午後は薄曇りで、気温は今キャンプで最も低い16度前後だった。しかし、現在の日本列島は今季最大の寒波が襲来しており、東京も最低気温がマイナス4度まで下がる極寒だとのこと。それに比べれば沖縄は穏やかな天候で、2年続いた浦和の沖縄キャンプの中でも今年は気象、気温ともに恵まれた環境を過ごせているように思う。

熱気を帯びたミニゲーム

 午後はまず、今季の新ユニホームを纏った選手たちとコーチングスタッフ一同が集まっての集合写真を撮影。その後は約10分程度のチームミーティングを挟み、16時20分頃に全体練習がスタートした。

 午後のトレーニングメニューも、これまで通りのルーティーン。ジョギング、鳥かご、6人一組での目印を立てたパスワーク、2人一組でのミドルキック練習の後は縦幅約70メートル、横幅約50メートルのエリアを使用したミニゲームを行った。午後の練習メンバーは午前と同じで、別メニュー調整は森脇、榎本、マルティノス、そして岩舘も午後はグラウンドに現れて調整し、山田直は鳥かご以降は別メニュー調整に回った。またミニゲームでは練習生ふたりが練習に加わり、下記のメンバー分けとなった。

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