[無料掲載]磐田戦3日前のトレーニングは、“ドラフト制ハーフコートゲーム”を中心に消化。勝負は“遠藤組”に軍配【大原レポート】

■セカンドステージ制覇に王手も、等身大の姿勢を貫徹

J1リーグセカンドステージ第16節、ジュビロ磐田とのアウェーゲームを3日後に控えた浦和レッズが26日、大原サッカー場でトレーニングを実施した。少し動けば汗がにじむ快晴の暑さの中、チームは主にハーフコートゲームを実践。この日は遠藤航、関根貴大を“監督”に据え、二人が選手を指名してチームを組む“ドラフト制度”で実施された。

関根はファーストチョイスに槙野智章を、遠藤は柏木陽介を指名。関根は槙野を指名した理由に「チームの雰囲気が良くなること」を挙げ、一方の遠藤は「一番お世話になっている先輩だから」。遠藤は自身がボランチを務めることを前提にメンバーを選出したという。序盤は“関根組”が幸先良いスタートを切ったものの、途中から「やたらコンビネーションが良くなった」“遠藤組”が巻き返しを図り、結局は7-3で“遠藤組”が勝利を収めた。

浦和は磐田戦に引き分け以上の結果でセカンドステージ制覇が決まる状況下でも、等身大の姿勢を貫き、試合3日前のトレーニングを消化した。

今節、対戦する磐田はファーストステージ第2節で対戦し、リーグ戦今季初黒星を喫した相手だ。その磐田戦では相手の前からハメ込む戦略を前に、最終ラインのミスから先制点を献上。0-1から柏木のゴールで一度追い付いたものの、最後は突き放されて1-2で敗れている。

前回の磐田戦は右CBのポジションで先発した遠藤は「磐田には前回対戦で負けている。2ndステージ制覇と年間勝ち点1を獲るためには勝たなければならない」と話し、“必勝態勢”で敵地・エコパへと向かうことを強調した。

取材:郡司 聡

« 次の記事
前の記事 »