【無料掲載】2016Jリーグ2ndステージ第10節・ヴィッセル神戸戦[ミハイロ・ペトロヴィッチ][監督コメント]

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
今日のゲームは、我々が気をつけなければいけないこと、あるいはこういった戦い方をしてはいけないということをやってしまいました。神戸はカウンターが起点のチームです。危険な形でボールを失わない、そのためには仕掛けの質を上げていかなければいけません。確実にやるところはやる、仕掛けるところはしっかりと精度を上げて仕掛けていくことを今週を通して練習してきましたが、残念ながら相手の戦術にはまってしまった感は否めません。

1失点も、2失点目も我々が危険な形でボールを失う中で、相手のカウンターで得点をされてしまいました。得点シーン以外にも我々がミスを重ねる中で、相手が得点してもおかしくないようなカウンターの形を作らせてしまいました。あれだけ危険な形でボールを失えば、相手の狙いや強さを出されてしまいます。本来であれば、ああいったミスをあまりしないであろう選手が、あるいは経験のある選手がミスを重ねてしまったことは非常に残念です。0-2でリードされた中で、我々は圧力をかけて勇気を持って攻撃を仕掛ける中で、1-2にするところまではできました。同点に追いつけるチャンスもいくつか作れましたが、残念ながら同点に追いつくまでには至りませんでした。こういったゲームの中で、先に2点リードされてしまったら、なかなか追いつき、逆転することはなかなか難しいと思います。

Q ミラーゲームになることは想定内だったと思うが、想定外だったことは?

ミラーゲームとよく言われますが、私はミラーゲームだとは思っていません。なぜならば同じやり方をすれば、我々は相手を上回れるだけのベターなものを持っていると自信を持っているからです。このシステムのやり方であれば、我々と同じようなやり方はどのチームもできないのではと思います。

神戸は我々と対戦するに当たって、常に同じように戦ってきます。ホームでは勝利していますが、相手のシステムに負けたわけではありません。何が今日の敗因になったかと言えば、本来であるならばミスをしないであろう選手が今日はミスをしてしまったことです。相手の強さは前線のペドロ・ジュニオール、レアンドロ、渡邉。その3人はカウンターで能力を発揮する選手です。自分たちがミスを繰り返してしまえば、相手の強さが出てくるのが試合というものです。決して相手のやり方に屈したのではなく、自滅してしまったという方が正しいと思います。神戸は勝利したので、おめでとうと言いたいし、我々は気持ちを切り替えて次のゲームに臨むだけです。神戸とは来週の水曜日、日曜日にも試合があります。

また水曜日にお会いしましょう。

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