君のサッカー人生はまだまだこれからが佳境です【島崎英純】日々雑感-太陽の選手-野田紘史(2013/11/27)

岡山で過ごした1年半への思い

2009年、阪南大学から勇躍浦和レッズへ加入したのに、わずか半年でJ2のファジアーノ岡山へレンタル移籍で出されてしまった。当時の浦和は大卒の即戦力を獲得したにも関わらずユースから高橋峻希(ジェフ千葉へレンタル移籍中)、永田拓也のサイドアタッカーを引き上げるなど、長期的プランのない戦力補強を繰り返していた迷走の時期だった。また新任だったフォルカー・フィンケ監督とクラブ強化部とのコミュニケーションも取れておらず、左サイドバックの人材登用に思い悩んだ指揮官は結局ボランチの細貝萌(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)を左サイドバックへコンバートして急場をしのぎ、野田紘史は拙いチームコーディネイトの犠牲となって居場所を失い武者修行に出されたのだった。

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