【島崎英純】2012Jリーグ第27節・柏戦プレビュー(2012/9/28)

昨年の王者と国立で対戦。

浦和レッズは先週末、ガンバ大阪に大敗を喫した。試合内容も低調で、相手に完膚なきまでに叩きのめされてしまった。チームはその反省を活かし、精魂を込めて今節に臨まなくてはならない。

今節の相手は柏レイソルだ。舞台は相手のホーム扱いである国立霞ヶ丘競技場である。
浦和は3月17日の第2節、埼玉スタジアムで柏と対戦し、ランコ・デスポトビッチのゴールで1-0と勝利を果たしている。しかし当時の柏はレアンドロ・ドミンゲスとジョルジ・ワグネルのブラジル人コンビが本調子ではなかったのに加え、アジア・チャンピオンズリーグ参加によるハードスケジュールも影響して多大な負担を被り、昨季のような強大な力を発揮できる状態にはなかった。その後彼らはACL敗退後の中盤戦に一時復調したが、最近はまたバイオリズムの下降期にあるようで、タイトル争いが佳境となった今は勝ち星を積み上げられずに首位・サンフレッチェ広島と勝ち点11差の7位に留まっている。浦和としては厄介な相手をここで下して彼らに引導を渡し、自らは優勝戦線に踏み止まって今後の戦いに希望を見出したい。

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