【島崎英純】いつだって全力-高橋峻希(2012/7/18)
別にサッカーが好きなわけじゃなかった
別にサッカーが好きなわけじゃなかった。だが父親がサッカー好きだったので、小学1年生の時に地元のサッカークラブに入部させられたらしい。生まれ育った(埼玉県)朝霞にはいくつものサッカークラブがあったが、彼の父親はいくつものクラブを見学しにいって、部員が12人しかいない三原FCというクラブを本人に勧めてきた。父親は初心者の彼が楽しく自由にプレーできるようなクラブをわざわざ見つけてきてくれたのだ。
2年生の時にはもう6年生チームの試合に出場していたが、それは自分と同学年の選手がクラブ内にほとんどいなかったからだという。そこで彼は仲間の親御さんと一緒にビラを作ってクラブ員の勧誘をしたという。同世代と一緒に楽しくサッカーがしたい。三原FCというチームで何かの手応えを掴みたい。彼はいつの間にか父親の“策略”に嵌って、サッカーが大好きになっていた。
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