【島崎英純】2012Jリーグ第16節・C大阪戦レビュー(2012/7/1)

アディショナルタイムでの失点は3度目

ズシリとダメージが残るゲームだった。後半アディショナルタイムに柿谷曜一朗のゴールで同点に追いつかれた浦和レッズは手元まで手繰り寄せた勝ち点3を逸した。前半あれだけ高質な戦いを見せたにも関らず、後半は別のチームになってしまったかのような失速で波の激しいゲームをしてしまった。これで浦和は今季、第9節・横浜F・マリノス戦、第13節・FC東京戦に続いて、実に3度目のアディショナルタイムでの失点である。こんな勝ち点の落とし方をしているようでは安定した成績などおぼつかない。今季は新スタイルの熟成に重きを置いていると言いながらも、ここ数年に渡って見せられている勝負弱さには辟易する。こんな不甲斐ないチームカラー、レッテルは早く払しょくしてもらいたい。それくらい腹立たしく、もどかしい試合展開だった。

(残り 3366文字/全文: 3729文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »