【島崎英純】2011Jリーグ第6節・甲府戦プレビュー(2011/7/22)

甲府戦で注意すべき選手は、ハーフナー・マイク、そして・・・

前節・ジュビロ磐田戦のロスタイムPKは残念だった。相手エースFWの前田遼一に対してはマシュー・スピラノビッチがほぼ完璧に封殺していただけに、試合終了目前にスピラノビッチが前田をペナルティエリア内で倒さざるをえなかったシチュエーションになったのは悔いが残る。

スピラノビッチは今季、対人プレーにおいて非常に成長を果たしたように思う。特に屈強でポストプレーに長けた相手にはハードなディフェンスで凌駕する。名古屋グランパスのジョシュア・ケネディ然り、磐田の前田然り。ボールキープ力がありゴール決定力があるFWであっても、今のスピラノビッチならば互角以上に勝負できる。それは磐田戦を見て一層確信できた、ポジティブな事象だった。

浦和レッズの今季の対戦相手は当面の残留争いのライバルであるヴァンフォーレ甲府だ。浦和の順位は勝ち点18で14位、甲府は勝ち点17で16位。このゲームに敗れればその順位が逆転する。

ホームの浦和としては、まず絶対に先制を許してはならない。無失点で乗り切ることが肝要だ。その意味では、この試合はディフェンスリーダーのスピラノビッチ、そして相棒の永田充の貢献が不可欠になる。

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