【福田正博】若手が試合経験を積めないことの問題点〔後編〕(2011/4/11)
編集部
「浦和は去年、積極的に選手を外に出して、シーズン終盤の所属選手は、24人くらいになっていました。」
福田
「24って最高の数字だって知ってる? どんな数字でも割り切れるんだ。だからスクールは、その人数でやることが多い。24人というのが最強の数字と言われているんだ。トレーニングが行いやすいという意味でね。
例えばオジェックさんのやり方は、チームを少ない人数に分けるんだ。トップを18人くらいに選別する。何故そういうことをするかというと、人が多ければその分練習のクオリティが下がるから。少しレベルの下がる選手が数人混じっていると、一気にクオリティが下がるし、集中が途切れる場面が増える。
パス回しの練習をしていているとき、少し技術の劣る選手が居て、そこでミスが起きたりすると、フッと集中が途切れたりする。また、人数が少なければ、監督も全員の選手に目が行き届く。多くの選手が居ると、サボっているような選手が埋もれることがある。人間の心理だからね。少なければすぐに見つけられるし、選手の側の緊張感も高まる」
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