チームの攻撃力向上へ。山田雄士が目指すはハイブリッドなMF/J1 第10節 FC東京 vs 柏【マッチコラム】
2025明治安田J1リーグ 第10節
FC東京 1−1 柏
2025年4月11日 国立競技場 19:03KO
得点者:35分 仲川輝人(FC東京)、90+4分 木下康介(柏)
●スタメン
GK小島亨介、DF原田亘、古賀太陽、田中隼人、小屋松知哉、MF熊坂光希、山田雄士、久保藤次郎、小泉佳穂、FW渡井理己、垣田裕暉
まさに“こじ開けた”という表現が相応しい。5バックを敷き、1点のリードを守り切ろうとゴール前に密集の壁を作ったFC東京のディフェンスを、後半アディショナルタイムに撃ち破った。
前半からボールを保持し、柏が終始試合の主導権を握った。しかしFC東京の堅い守備や、最後の精度を欠いて決定的なチャンスには至らない。
リカルド ロドリゲス監督は「決して消極的なプレーをしていたわけではない」とした上で、「ダイナミックな動き、プレーの選択が足りなかった」とも指摘。さらに指揮官が抱えるジレンマも話してくれた。
「ボールを、そして試合を支配するメンバーを揃えると決定力不足に陥り、決定力を高めるためにカードを切ると試合のコントロールを失うジレンマに遭遇している」
ただ、その試合のコントロールを重んじたスタメン選手であっても、ハーフタイムにリカルド監督が修正を施した後半には、いくつかチャンスを作っている。例えば51分、ドリブルで切れ込んだ渡井理己や、54分にも小屋松知哉のチャンスメークから、小泉佳穂が良い形でシュートを放っている。改善の兆しが見えていないわけではない。
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