「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

強いチームになるには、それぞれが殻を破る必要あり/J1 第19節 柏 vs 鹿島【レビュー】

2022明治安田生命J1リーグ第19節

柏 1−2 鹿島

2022年7月2日 三協フロンテア柏スタジアム 18:33KO

得点者:45+2分 キム ミンテ(鹿島)、63分 武藤雄樹(柏)、82分 エヴェラウド(鹿島)

●スタメン

GK佐々木雅士、DF川口尚紀、大南拓磨、上島拓巳、古賀太陽、三丸拡、MF椎橋慧也、マテウス サヴィオ、戸嶋祥郎、FW細谷真大、小屋松知哉

試合の入りから集中力に欠け、イージーなミスも相まって0−4の完敗に終わった横浜FM戦とは対照的に「序盤からスピーディーで、良いテンポでゲームを運べていた」(ネルシーニョ監督)とアラートに試合に入り、両者譲らない拮抗した攻防が続いた。

懸念された中盤3枚のスライドに関しても、システムを5−4−1にして小屋松知哉を左ワイドに置き、中盤を4枚にすることでサイドの守備対応では誰が行くのかがスムーズかつ明確になった。攻撃時には1トップの細谷真大が孤立するという場面も見られたが、守備においては一定以上の成果は見せており、むしろ柏が後方で組み立てながらWBを押し上げた展開では、上島拓巳のロングフィード一発でサイドの高いエリアを取り、好機へと結びつけていた。

(残り 1758文字/全文: 2279文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ