「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

“ベスト4進出”という最低限の目標だけをクリアした/YBCルヴァンカップ QF-2 柏 vs 甲府【レビュー】

YBCルヴァンカップ 準々決勝第2戦

柏 1−1 甲府

得点者:14分 フェフージン(甲府)、61分 瀬川祐輔(柏)

●スタメン

GK滝本晴彦、DF小池龍太、中川創、パクジョンス、高木利弥、MF小泉慶、手塚康平、瀬川祐輔、FW江坂任、クリスティアーノ、中川寛斗

 

クリスティアーノが猛プレスからボールを引っ掛け決定機を迎える。または素早いトランジションから小泉慶がボールを奪い、それが CKへ繋がるなど、序盤の入りは悪くなかった。

ところが14分にセットプレーのセカンドボールから失点を許す。小出悠太のシュートがフェフージンに当たりコースが変わる不運があったものの、やはり小出への寄せが遅れ、簡単にシュートを打たせた結果だろう。

柏は長い時間に渡ってボールを保持した。しかしほとんどがパスの出し手と受け手の関係だけで、3人目、4人目の絡んだ攻撃のイメージが相変わらず共有されておらず、前半のラスト15分は一つひとつのパスを味方の足元につけるだけか、クリスティアーノの裏抜けを狙った単調なロングボールが多くなっていった。

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