ネルシーニョ監督「後半は、より選手たちの得点を奪いに行く意識が見られた」／天皇杯2回戦 柏 vs 筑波大学【試合終了後コメント】

2022年06月01日 22時26分　
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○ネルシーニョ監督

「この天皇杯という大会はいつもそうなんですが、どのチームにとっても簡単に勝たしてもらえる大会ではない。これはチームのやり方なので、あまり詳しくコメントはしたくないんですが、Bチームで臨むチームもあればミックスチームで臨むチームもあります。ただ今季我々はシーズンを通して天皇杯という大会が非常に重要な位置をしていると、それは今シーズン始まった時から我々のプランとしてありました。今シーズンのリーグ戦を戦ってくれているメンバーの中で、相当連戦が続いていたので疲労も懸念されたんですが、彼らとの対話の中で今日のゲームに行くだけの準備、コンディションのある選手については勝ちに行くので、しっかり準備してほしいという話をした上でこの試合に備えてきました。前半の入りを見ていると、試合が終わると我々が勝つだろうと少し気の緩みが垣間見られた緩い展開で、ハーフタイムにそこをしっかり締めようと、我々がこれまでリーグでやってきている良い守備から良い攻撃の循環を作るんだというところで、相手のビルドアップ、もしくは相手陣地でボールを奪ってから我々のカウンターにつなげていこうという話をして、後半に入ってからはペースを持ち直して我々の主導権でゲームが進んでいったんじゃないかと思っています」

−天皇杯の初戦は違うカテゴリーの相手でいつも難しい試合になりますが、相手が違うカテゴリーだからこそ選手に伝えたこと、気をつけさせたことはありますか？

「どのチームであってももちろん我々は対戦してをリスペクトすることについては変わりないですし、何を準備してきたかということに関しても基本的にはJクラブとの対戦、リーグの準備と変わりはないんですが、ただ相手の心理として相手が大学生ということで我々を食いにくると、再三選手たちには声をかけたのは足元を掬われないように、いつも以上にアラートに入る必要があると、今週ずっと選手たちには言ってきましたし、ハーフタイムにも同じことを選手に伝えた上で、実際前半から後半にかけてチームとしての戦い方は我々が落ち着いて、我々がボールを握ったことで優位に運べていたと思いますし、よりパワフルでクオリティの高いゲーム展開になったと思います。後半はより選手たちの得点を奪いに行く意識が前半より強く見られたと思います」

−古巣対戦となった森選手の評価は？

「単純に今日のゲームに関しては彼の役割をうまく果たせていなかった、ゲームの中で良くなかったことに尽きます。でなければこちらも交代はしていませんので、彼のところで起点を作って攻撃のアクセントを生むだとか、味方の選手に対してオプションをなかなか作れていたなかったので、彼個人的なところを言うと、彼は非常に技術のクオリティも確かなものがあって、得点感覚も優れている、本当にアタッカーとして良い素質を持っている選手ですが、今日は彼の日ではなかったのかなと。対戦相手が古巣ということで気負いしたのかなとも思います」