「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

松本健太「90分間を通してすごく集中した良い状態でプレーを続けられていた」/YBCルヴァンカップ GS-3 柏 vs 鳥栖【試合終了後コメント】

○松本健太

−デビュー戦を迎えるにあたって、どういうテンションで準備し、どういうテンションで試合に入りましたか?

「今週はスンギュさんと佐々木雅士が代表でいないという状況で、僕にとってはこれ以上ないチャンスがきたなというところで、自分の中でも今週は特別な1週間になったんですけど、かといって何かを変えたということはなく、日頃から常に自分が試合に出る準備はしてきていたので、今週の1週間もそういう意味では自分の成長とチームの勝利のために自分ができる最大限の準備をしてきました」

 

−前半は押し込まれる展開の中で、立ち上がりには好セーブもありました。自分自身の今日のパフォーマンスについては?

「うちの攻撃の部分でGKに求められているのが、はっきり後ろからつなぐことが求められているわけではなく、その中で自分にボールが来たときははっきりプレーできたというのは、自分が慌てずに済んだというか、守備の面においても良い準備をして、その良い準備が良いプレーにつながり、そこからさらに落ち着いて、それが今日全体的に落ち着いてプレーができた要因だと思います」

 

−終始安定していたからこそ、失点シーンが悔やまれますが?

「90分間を通してすごく集中した良い状態でプレーを続けられていましたが、あのFKの場面で自分のところにフォーカスして言えば、僕自身のポジションが少し低かった、少しボールが出るのが飛び出るのが遅かった、そういう細かいところが自分に目を向けたらあるので、そこに関しては終わったことなので、しっかり練習から意識して取り組んでいけたらと思います」

 

−試合に出るまでの数年間を振り返って、自分の中でどのような時間だったと振り返っていますか?

「僕自身、大学生のときも大学のリーグ戦にデビューするのが大学3年生のときで、今と状況が似ている部分もあったんですけど、公式戦になかなか出られない時期が続いて、正直惰性で過ごしてしまった日もありましたけど、自分の成長に目を向けて、いつか必ずチャンスが来る、そのチャンスが来たときにそのチャンスを絶対に活かす、その気持ちを持って日々取り組んでいましたし、なかなか試合に出られないときも僕を応援してくれている家族、友人、僕に関わる全ての人が常に応援してくれていたので、そういう人たちのためにも自分が試合に出て活躍して、良い姿を見せられたらいいと思って取り組んできました。こうやって試合に出て、友人、家族も見に来ていたので、良い姿を見せられたと思います」

 

−大学の経験がプロでも活かせた?

「そうですね。大学時代に苦しい思いをしていたので、その時に自分が何をしなければいけないか、何をするべきかは大学で試合に出られていない時期に学んだつもりでいるので、そういうことをプロに入ってからの2年と少し、その反省を活かしてやれたと思います」

 

−プロに入ってからの2年間で印象に残っていることと、今日の試合で発揮できたことは?

「チームの監督がGKに求めていること、僕のストロングポイントは足元の技術やキックだと思っていて、今までの練習試合では自分のストロングを出したいという欲が出てしまって、そういうところで失点に繋がってしまったり、失点するような危険な場面を招いてしまったり、そういうところもあって、きっとそれは監督から良い目で見られていなかったと思うので、GKに監督が求めていることは、GKのところに関しては後ろはリスクを冒さない。どのチームにも共通しているのはゴールを守るというところなので、そういうところを意識して、今日は比較的良いプレーにつながったと思います」

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