「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

クリスティアーノ「強くミートすることを心がけてシュートを撃った」/J1 第20節 湘南 vs 柏【試合終了後コメント】

○クリスティアーノ

−得点シーンについて。佐々木選手からのロングボールをペドロ ハウル選手が競り勝つことを見越して裏へ抜けた?

「ゴールの局面の前にペドロに話をしていました。そこを(ペドロが)競って、私が裏に抜けると言っていました。私が試合に入って、自信を持って得点を決めるという気持ちで入ったんですが、残念ながら出場時間は短く、88分から出場したと思います。しかし自分の信念、信仰を信じながら、決定的な場面では私は決めると、ゴールの前にもヘディングで決められそうな場面がありましたが、ただこのゴールは神様からの祝福だったと思います」

 

−シュートはGKの位置を見て、狙ってニアを撃ち抜いた?

「いや、あれはしっかりとミートする気持ちで撃ちました。まず、DFをスピードで抜いて、シュート体勢に入ったら強くミートするという気持ちで撃ちました」

 

−今までは先行されるとズルズル終わっていたのが、今日はアディショナルタイムに3得点。この勝利が意味するもの。

「今自分たちが置かれている状況は、勝つこと以外考えられないという状況だと思います。特に9試合ぶりの白星で、自分たちは下位グループに入っていて、ちょっと上に湘南がいるので、我々にとっては直接対決という意味合いもあり、勝点6の試合でもあるので、試合全体を見ると前半は湘南がうちより上回っていた、後半に入ってそこを我々がひっくり返し、私が試合に入ったときから得点機が次から次に生まれていて、ただ自分だけの功績ではなく、チーム全体の戦い、チーム全体の力があったからこそこういう結果になったと思います。ただ、どんな結果になっても妥当だったと思います。うちが勝っても湘南が勝っても引き分けても、私が試合に入ってチームの勝利に貢献したことが何より良かったと思います。私が今までのレイソルのキャリアは、毎試合その気持ちで戦っているので、今日もそういう意味ですごく報われたと思います」

 

−結果が出ていない状況で、今日の試合に臨むチームの姿勢について。

「我々がこの試合を戦う前から、自分たちにとっては大きな決戦という意味合いがあり、勝点6を懸けた一戦だったと思います。もし今日負けていたら湘南との勝点差が10に広がる可能性があったので、そんなに遠くない勝たなければいけない相手、競争しなければいけない相手なので、私の目線で言うと、レイソルはこの状況に置かれても相応しくないと思います。ただ現実を見つめ直して、私たちがまた上を目指していく意味合いで、今日は選手全員が全力で、全身全霊で戦う、がむしゃらな気持ちで全員がそれをやってくれたおかげで、こういう劇的な逆転勝利ができたと思います」

 

−ペドロ ハウル選手と一緒にプレーした感触は?

「試合前に彼と冗談まじりの話をして、今日ペドロは初先発、残念ながら私はベンチスタートで(最初から)コンビを組むことができなかったんですが、ただ私は起点となるFWと一緒にプレーをすることはすごく好きで、以前はオルンガと一緒にプレーしたこともあったし、二人で活躍もできていました。ペドロ自身もケガから復帰して、私自身も怪我している時期がありましたが、幸い短い時間で二人で結果を出すことができて、本当に彼に対してあれだけ戦って、全身全霊で戦う貢献度が高いと思うので、彼におめでとうと言いたいです」

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