「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

奪い返す強度やアグレッシブさを強調/【プレビュー】J1第8節 鹿島対京都

チームの成長は階段というよりは、スパイラルに昇っていくものだと思っている。一つのテーマをクリアして次のテーマに移ると、クリアしたはずのテーマがおざなりになってしまう。そこでもう一度元のテーマに戻って精度を高め、再び次のテーマに挑む。つまり、行ったり来たりを繰り返しながら徐々にレベルを上げていく。チームづくりはそうやって少しずつ上昇していくものだとイメージしている。

その意味で言うと、今週のポポヴィッチ監督が課したトレーニングは象徴的だった。

FC東京に敗れたあとの記者会見では「最後の質」を強調していたが、週が改まり取り組んだのは球際の激しさ。ヒートアップした選手同士が胸を突き飛ばすほど激しい練習が繰り広げられた。

 

(残り 1416文字/全文: 1730文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ