精度を高めることに従事/【練習レポート】
5日の練習を取材に行った。
師岡柊生が全体練習に合流し、さっそく精力的なプレーを見せていた。彼の特長はボールを持てば仕掛け、守備になれば献身的にチェイシングを繰り返す能動的なエネルギーに溢れているところだ。プレーに迷っていたところからがむしゃらに仕掛けるようになり、それがチームの起爆剤となりそうなところで怪我をしてしまい、離脱したことは非常に残念だったが、少し見た限りプレーの柔らかさに問題はなく、膝の状態も悪くなさそうだ。ここからまたチームの力になって欲しい。
チーム全体としては、11対11の戦術練習がメインだった。攻撃側はボールを奪われないようにビルドアップからゴールに迫ること、守備側は高い位置からプレスを仕掛け奪ったらカウンターを狙うことが目的とされていた。
その前に行われた状況の判断の練習からチーム全体でよく声が出ていた。例えばビルドアップの場面なら、どこを見なければいけないのか、どこにいて欲しいのか。以前であれば岩政大樹監督の声が大半を占めていたが、選手同士でポジショニングやプレー選択について互いが要求し合うようになってきた。決まりきった形をなぞられるのではなく、その状況に合わせて即時的に解答を出すことは判断の難しさを伴うが、選手が自分たちで判断できるようになってきた。
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