レネ・ヴァイラーの真髄は1試合では見えず/【レビュー】YBCルヴァンカップGS第1戦 大分トリニータ対鹿島アントラーズ
レネ・ヴァイラーが指揮を執る初めての試合は、選手を直接観察できる初めての機会だった。幸先よく先制点を奪えたものの、その後は流れを掴むことができずこのままでは危ないと思っている間に同じような形から 2失点して逆転を許してしまった。
岩政大樹コーチが指揮をとっていたら開始10分で選手の立ち位置を変えていたのでは、と思えるほど、プレスがしっくりハマらない。しかし、レネ監督はコーチングボックスに立ち、ほとんど声も出さずに選手たちをじっと見つめていたのが印象的だった。
「これまでも彼らを見ていましたけど(おそらく映像で見てきた、という意)実際に触れてみないとわからない部分が多いので、彼らがどういうことをするのか観察するのか監督として大事な作業と思います。そうすることで実際の視点で彼らがどういう選手でどういうパーソナリティなのか知ることができます」
カップ戦のグループステージはリーグ戦と違い結果を取り戻すことができる場でもある。ハマらない戦況の中で選手がどう動くのかを監督はじっくり観察していた。
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